初心者必見! 図解あり、分かりやすい スキー場・スキー用語集

スキー場の施設・設備

スキー・スノーボードを始めると聞きなれない言葉がたくさん出てきます。
検索したいけど、用語を思い出せないことも。
そのような方に、状況別にスキー用語を解説していきます。
あと、徐々に英語も加えていきます。

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スキー用具に関する用語

スキー板とビンディングに関する用語

スキー板とビンディングの図解はこちら
え、こんなにあるの!? スキー、スノーボード板あれこれ はこちら
2022/2023 完全網羅 スキーブランド/カタログ リンク集 はこちら

ポール(ストック)に関する用語

ポール(ストック)の図解もしています。
スキー ストック/ポールの選び方とおすすめ製品 はこちら

スキーブーツに関する用語

スキーブーツの図解はこちら
2022/2023 最新スキーブーツカタログ リンク集 はこちら

スキーウェアに関する用語

ゴアテックス(GORE-TEX)

米W. L. Gore & Associates, Inc.の登録商標。
ウェアなどの生地として利用される、内側からの汗は放出するが、外から入ってくる雨は防ぐという夢のような素材で、ハイエンド製品に使われます。

ゴアテックスの発明者 Robert W. Goreさんがお亡くなりになりました はこちら

エッジガード

パンツの裾の内側に着いている、樹脂でできた部分です。
スキーのエッジが当たった時に、パンツが切れるのを防ぎます。

チケットホルダー

リフトチケットを入れる透明のケースで、腕や裾に付いています。

パウダーガード

ジャケットの裾、パンツのウェストについている布で、新雪滑走時に雪が入ってくることを防ぎます。
サスペンダーの付いたパンツには付いていません。

ハンドゲーター(wrist gaiter)

腕の裾についている布で、グローブの下に入れることにより転倒時などに雪が入ってくることを防ぎます。
また、風も入ってこないので暖かいです。

フード

頭を覆う布です。

ベンチレーション(ventilation)

ジャケットの脇の下、パンツの内腿の部分などに付いている、空気を取り入れる部分です。
気温が高い時、チャックを下ろすことで空気を取り入れ体感温度を下げることができます。

ワンピース

ジャケットとパンツが一体となったウェアです。
子供用、アルペンレース用があります。
最近、大人用は見かけなくなりました。

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スキー場に関する用語

ゲレンデの状態に関する用語

アイスバーン(icy pistes)

氷のように固く締まったゲレンデです。

圧雪/グルームドバーン

夜間に雪上車により平らにされたゲレンデの状態。

非圧雪バーン

雪上車で圧雪されていない状態。
新雪が楽しめるように、普段は圧雪を行わないと宣言しているバーン。

板つかみ妖怪(妖怪板つかみ)

春になり気温が上がり、板と雪の摩擦が大きく、スムーズに滑れなくなった状態。
緩斜面で起こりやすく、滑走性が一様でないため、まったく滑ることを楽しめません。
夕方になり、雪中の水分が少なくなると、滑走性が戻ってきます。

ゲレンデ

ゲレンデ(Gelände)はドイツ語で、地形という意味です。

コブ(mogls/bumps)

コブの名称の図解はこちら

 

シマシマ(corduroy)

圧雪されたゲレンデで、圧雪車が雪を均した跡が綺麗なシマシマになったバーン。
降雪後に起こりやすく、滑りやすく最高のゲレンデ状態をさす言葉。

じゃがいも

ゲレンデが荒れた状態で夕方に気温が下がり、圧雪をするも平らにはならず、ゲレンデの上にじゃがいものような雪の塊がある状態。
大変滑りにくい状態です。

森林限界(timberline)

森や林と、寒冷な気候により高木が育たない場所の境界線。
北に行くほど森林限界の標高は下がります。

スロープ(slope)

スロープは英語で斜面で、ゲレンデと同じ意味です。

ピスラボ(PIS-LAB)

サマーゲレンデ用のプラスチックス製マットで、冬用の板でも滑走可能です。
ゲレンデに敷き詰めることで雪の付きが良くなり、無いもない場合に比べ早くゲレンデをオープンできる効果もあります。

バーン

バーン(Bahn)はドイツ語で道という意味です。
ドイツの高速道路をアウトバーンといいます。

パウダー(スノー)

気温が低く、軽い(水分の少ない)新雪が降った後の状態。
圧雪されるとシマシマバーンになります。

メンツル

語源は「斜面がツルツル」と思われます。
新雪が降った後の誰も滑っていない斜面のことです。

雪崩に関する用語

アバランチコントロール(avalanche control)

スキー場オープン時間内に雪崩が発生しないように、人がいないときに雪崩を発生させること。
スキー場内外の雪崩発生の元となる可能性のある場所の雪を、人力で落としたり爆破したりする。

オフピステ

スキー場の境界線の外の斜面。
滑走が禁止されている場所には、絶対に立ち入らないでください。
綺麗な斜面に見えても、何らかの危険が潜んでいます。

デブリ(debris)

雪崩により堆積した雪のことです。

(雪崩)ビーコン(beacon)

常時発信を行うトランシーバーの一種。
万が一、雪崩により雪に埋没した場合、その電波を頼りに周囲の人が救助を行う。
ビーコンを送信から受信に切り替え捜索時を行う。

全層雪崩

気温の上昇により、斜面に積もった雪全体が崩れ落ちる雪崩。
春先に起こりやすい雪崩です。

表層雪崩

気温の変化により、積み重なる雪の質が変化し、上部の雪の層のみが崩れ落ちる雪崩の形態。

スキー場設備に関する用語

自動改札システム

リフト乗り場にあるゲートシステムです。

導入スキー場急増中! リフト自動改札システム はこちら

人工造雪機と人工降雪機

両者の違い、種類などを解説しています。

人工造雪機と人工降雪機の解説はこちら

ピステン(ピステンブーリー/PistenBully)

ドイツ ケースボーラー(Kässbohrer)の圧雪車のブランド。
圧倒的シェアを誇り、多くの人は圧雪車のことをピステンと呼びます。

圧雪車=ピステン(ピステンブーリー:PistenBully)!? 違います。全メーカーをご紹介 はこちら

スノーモービル

雪上を移動するための、無限軌道(キャタピラ)をもったバイクのような乗り物です。

スノーモービル、スキー場での用途、値段、性能は? はこちら

硫安(硫酸アンモニウム:ammonium sulfate)

気温がプラスとなり、雪が溶けだした時に使う雪面硬化剤。
農業用に使われる窒素肥料です。

索道(リフト、ゴンドラなど)に関する用語

ロープトゥ、リフト、ゴンドラなどスキー場の輸送手段 はこちら

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気象に関する用語

アスピリンスノー

気温や湿度が低い状態で、雪の結晶が壊れ針状になった状態で積もった雪。
大変軽くてサラサラしてますが、雪の結晶の隙間が少ないのであまり積もりません。

ダイヤモンドダスト

気温(だいたい氷点下10度以下)が低い時、大気中の水分が凍り、氷の結晶が降り注ぐところに太陽があたり、キラキラと光る現象。

ザ・ディ(The Day)

最高に条件の良いゲレンデ/オフピステの状態。
一般的には、数日間軽い新雪が降り続いたのち、晴天となった状態。

サンピラー(sun pillar)

ダイヤモンドダストが、光の柱のように見える現象。

パウダースノー(powder)

気温が低い時に降り積もる、ふわふわした状態の雪。

ホワイトアウト(white out)

吹雪や濃い霧で視界が無くなり、周囲が真っ白になる現象。
資格が狂い方向感覚が失われる大変危険な状況です。

吹雪(blizzard)

強風で大雪の荒れた天候。
こんな日は無理をせず、ゆっくり温泉につかりましょう。

平年(並み)

気象用語としての平年並みの定義はちょっと複雑なので、解説をご覧ください。

平年並みの寒さと、降雪量の関係 はこちら

例年(並み)

気象用語としては「例年」という言葉ありません。
平年は厳密に定義されています。

スキーの滑り方に関する用語

滑り方に関する用語

谷回り、山回り、右ターン、左ターンの図解はこちら

ストレッチングターンとベンディングターンの解説はこちら

山スキー、谷スキー、山エッジ、谷エッジの図解はこちら

内旋と外旋の図解はこちら

荷重と加重の解説はこちら

外足・内足

スキーのターンで、外側の足を外足、内側の足を内足と呼ぶ。

移動・方向転換

二の字歩行

斜面に対してスキー板を垂直に向け、斜面を上がっていく方法。
スキーを始めたばかりの人などが、滑る練習をする時に行う。

ハの字歩行

スキー板のトップを開き、テールを狭くしてた「ハ」の字の状態で、平地あるいは傾斜の緩い斜面を進む方法。

キックターン

斜面に立っているときなどに、静止した状態でスキーの向きを180度変える方法。
失敗すると滑落の可能性もあるため、近年は教えることが少なくなったように思えます。

滑り方

ウェーデルン

犬の尻尾の動きのように、板のトップをあまり動かさず、テールを左右に大きく動かす滑り方。
カービングスキー(現在のスキー板)が現れて、この滑りをする必要がなくなりました。

シザース

板のトップがテールよりやや開いた状態で滑る方法。

パラレル(ターン)

両方のスキーを平行(パラレル)にして滑る状態。

ボーゲン

スキー板のトップを狭めて「ハ」の字にして、ゆっくりしたスピードで滑ること。

ジャンプターン

急峻な斜面で、1ターン毎にジャンプをしながら方向を変えて降りる技術。
一般的には、ゲレンデで前後のバランスを確認するために行う練習方法。

スキー競技に関する用語

団体名称

国際スキー・スノーボード連盟/FIS(International Ski and Snowboard Federation)

2022年5月26日、イタリアのミラノで開催された第53回国際スキー会議の総会で、組織の名称が国際スキー連盟から、国際スキー・スノーボード連盟に変更されました。
略称はフランス語の国際スキー連盟(Fédération Internationale de Ski)からきています。
アルペンスキー、ノルデックスキー、スノーボードなど雪上の協議を統括する団体で、世界選手権、ワールドカップなどを主催しています。

全日本スキー連盟/SAJ(Ski Association of Japan)

国際スキー連盟の下部組織として、日本のスノースポーツの統括を行う団体。

日本プロスキー教師協会/SIA(Professional Ski Instructors Association of Japan)

国際スキー教師連盟(ISIA)に加盟する日本で唯一のプロスノースポーツ教師の団体。

競技に関する用語

インスペクション(inspection)

スキー競技の前に行う、レースコースの下見のこと。
競技のより、その方法が異なります。

DS/DNS(Did not Start )

出場登録をしていたが、なんらかの理由によりスタートを行わないこと。
他のレースとの兼ね合いで戦略的にDSすることもあれば、急病によりDSすることもあります。

DF/DNF(Did not Finish)

スタートを切ったが、なんらかの理由でゴールできないこと。
コースアウト、転倒などの原因があります。

DQ(DisQualified)

アルペン競技における旗門不通過、モーグル競技における次のラウンドに進めなかった場合などを指します。

リザルト(result)

一般的には、大会組織員会から発表された正式な成績をさします。

旗門/ポール(gate)

アルペン競技における、滑走コースを決めるためにコース上に立てられるポール。

片反

アルペン競技で、片足のみ旗門を不通過する失格。
スラロームで起こる場合が多いです。

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