荷重と加重 (と過重)

スキーの会話では「かじゅう」と言う言葉がよく出てきます。
スキーを知っている人だと、「それどっちのかじゅう?」と聞き返したりしますよね。
そこで、「かじゅう」の意味を辞書で引いてみました。

  • 荷重:機械や構造物の全体またはその一部が外部から受ける力。
  • 加重:一段と重くすること。
  • 過重:重すぎること。

   出典:三省堂 大辞林

分かったような、分からないような(笑)
この中で、スキー用語として使われる言葉は、荷重と加重ですね。

スキーでの荷重

スキー用語で荷重とは正しいポジションに乗り自分の体重で板をたわませる、という意味に使われると思います。
室内で体重計に乗っていることを想像してください。
静止して体重計に乗っている状態が荷重なので、これは分かりやすいですよね。

次にスキーのターンを考えてみましょう。
切替から谷回りは重力により加速し、トップが雪面からの抵抗を受けて板がたわみ始めます。
3時の位置を過ぎたあたりから急激に抵抗が大きくなり減速を始めます。
この時にたわんだ板からタイミングよく重さを抜く(抜重)ことにより、エッジングが緩み、板が横方向への推進力を得ます。
その力を利用して切替を行い谷回りに入っていきます。

正しいポジションに荷重していれば、これらの一連の動きがスムーズに行えます。

スキーでの加重

加重とは荷重している状態からなんらかの方法で、追加の力を加えることをいいます。
言い換えれば、体重よりも大きな力を板に加えることです。

体重計を敷居の下に持ってきて、両手を延ばし敷居を押せば体重計の針は大きくなります。
これは加重です。

では、スキー滑走中のように、なにも持つものがなかったときはどうすればよいでしょうか。
一瞬でよいのであれば、ジャンプして着地をすれば体重計の値を大きくすることは可能です。
しかし、地球の物理法則の中では、どのようなことをしても自分の体重以上の重さを継続してかけ続けることはできません。

ただ、スキーの一連の動きの中で、抜重の動きがジャンプの動きになり、谷回りで着地しているので、この部分を加重というのであれば間違いではありませんが、この加重で板はほとんどたわみません。

まとめ

このように、スキーのターンで荷重は行いますが、加重をすることはほとんどありません。
加重をするための支えがないので、しようと思ってもできないのです。

スキーでは良いポジションに荷重することにより板をたわませターンを行っているので、ポジショニングの練習が大変重要になってくると思います。

 

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