スキー バッジテスト1級 コブの滑り方

全日本スキー連盟が定める公認スキーバッジテストは5級から始まり1級、そしてプライズテストがあります。
その中で、1級、テクニカルプライズ、クラウンプライズにコブ種目があります。
今回は1級において、合格点を出すにはどのような滑りが必要か考えてみたいと思います。

まだの方はこちらからお読みください。
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1級のコブ

バッジテストの中で、唯一不整地で行われる種目です。
今までコブを避けていて、1級受験をするために練習を始めた人もいるかと思います。
不安要素の多い種目ですが、また一方で分かり易い種目でもあります。
コブを外れずに完走できれば、ほとんどの場合69点は期待できます。
始めは戸惑うかもしれませんが、コツをつかめば合格点に届きやすい種目です。
滑りの観点を理解して、合格点を目指しましょう。

合格点の滑り

合格基準を一言で言うと、「ある程度のスピードを保ち、一定のリズムでターンを行うこと」、だと思います。
個々のターン要素はあまり重要視していないような気がします。
また、採点基準は雪面状況により大きく変化します。
一度、アイスバーンになった深いコブで検定が行われていましたが、完走した全ての方に合格点が出ていました。

観点と得点

評価基準としては、
状況・条件に対応して滑る能力
・ターン運動の構成(ポジショニングとエッジング)
・斜面状況への適応度(スピードと回転弧の調整)
・運動の質的内容(バランス・リズム・タイミング)
とありますが、これだけでは具体的な基準が見えてこないと思います。
そこで、技術的な観点を、上体の向き(捻り)、上体の上下動(吸収)、板の向きの3点に分解し、点数との関係を詳しく見ていきます。

上体の向き(捻り)とは、胸の向きが左右にどれだけ動くかと言うことです。
動きが少ない方が次のターンに入りやすく、安定してコブを滑れます。

上体の上下動(吸収)とは、コブをどれだけ吸収できているかと言うことです。
吸収がスムーズに行えると、重心の上下動が少なく滑らかに滑れるようになります。

板の向きとは、文字通り板がどちらの方向を向いているかです。
コブに慣れない時は、コブの出口で直ぐに板の方向が変わると思いますが、上達するとバンクに板のトップが当たるまで徐々に板の方向を変えていくことができるようになります。

それでは、三つの観点と点数の関係を表にまとめましたので、ご覧ください。

 上体の向き(捻り)上体の上下動(吸収)板の向き
71点以上フォールラインに
向いている時間が長い
多少の上下動がみられるコブを越え、少し板が
外方向に向かった後に
ターンを行う
69~70点左右に振れてるが、
減速するほどではない
上下動が見られるが、
大きくバランスを
崩すほどではない
コブを越えるとすぐに板の向きが変わるが、
そのままフォールライン方向に滑り降りる
68点以下大きく左右に振れているコブに当たった衝撃で、バランスを崩すコブを越えるとすぐに
板の向きが変わり、コブの裏で斜滑降を行う

加点要素

板のトップからバンクに入る

既に1級レベルではありません。
2点以上の加点が期待できます。

減点要素

ズルドン

残念ながらズルドンはターンではありません。
合格点はまずでません。

左右非対称

得意なターンが長く、反対が短かくなる人がいます。
小さな差であれば問題ありませんが、大きく異なるようだと減点になります。

コースアウト

1、2点の減点になります。

裏技

一般的にコブと言われていますが、正確にはパラレルターン小回り(不整地)です。
コブができるには、ある程度の積雪があり、コブを維持するために圧雪を行わないコースが必要です。
シーズン初めなどの検定では、積雪不足でコブができていない場合もあります。
私が見学した中には、始めに基礎パラレルターン 小回り(ナチュラル)を行い、その後同じコースでパラレルターン小回り(不整地)を行ったこともありました。
どうしてもコブが苦手だという方への裏技です。

まとめ

1級受験の段階では、コブの中で演技を行うことは難しいと思います。
滑りこむことでコブに慣れ、余裕を持って完走できるようになると合格点が見えてきます。

 

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コメント

  1. すごいですね!
    私もこれを参考に滑ろうと思います!!

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