2023/2024 なぜか減少、新潟県湯沢町のスキー場利用者数

スキー場情報

新潟県湯沢町から、2023/2024シーズンの町内10か所(注)のスキー場の利用者数が発表されました。
行動制限が解除されて初めて迎えたシーズンでしたが、思ったほど客足は伸びていません。
何があったのでしょうか。

(注)湯沢町には11か所のスキー場がありますが、一本杉スノーパークのリフトがスノーエスカレーターに建て替えられたことのより、利用者数が発表されなくなりました。

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湯沢町のスキー場利用者数

新潟県湯沢町は、市町村単位で日本一の利用者数を誇り、コロナ前は11か所のスキー場に年間240万人前後が訪れていました。
コロナ下の2020/21シーズンには利用者が108万人と半減しましたが、2022/23シーズンには184万人とコロナ前の8割近くまで回復してきました。
しかし、2023/24シーズンは小雪の影響があったとはいえ、利用者が172万人まで減少してしまいました。

#2019/20は記録的な小雪で利用者が減少しています。

 

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月別、スキー場利用者数

2022/2023シーズンに続き雪の少ないシーズンインで、かぐらスキー場がなんとか11月26日にオープンできました。
しかし、その後雪が続かず、2月の時点では過去最低記録に迫る勢いで、4月の営業が危ぶまれました。
しかし、3月に寒波が入り、月間降雪量は2月を超え、なんとか、かぐらだけは5月まで営業することができました。

過去6年間のシーズン利用者数です。
コロナ前の2018/19シーズンは239万人の利用者があり、2022/2023シーズンは184万人と、コロナ前の77%まで回復していましたが、2023/2024シーズンは172万人と前年から7%の減少です。

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スキー場別利用者数

一本杉を除く、湯沢町の10か所のスキー場の過去6年の利用者数推移です。

苗場スキー場

利用者数:309,400人
前年比 :▲14%減

コロナ前は70万人を超え、単独のスキー場では断トツで日本一利用者の多いスキー場でした。
団体客、修学旅行、海外とコロナにより壊滅的な打撃を受け、2020/21シーズンには利用者を12万にまで減らしていましたが、やっとコロナ前の半分まで回復してきました。

ガーラ湯沢スキー場

利用者数:258,830人
前年比 :1%増

2023/2024シーズンとほぼ同じ利用者数ですが、体感的には人が少なくなったように感じました。
1年で一番混みあう2月の3連休でも、北エリアや南エリアのリフト待ちはあまりありません。
海外から雪を見に来る観光客が増えたのでしょうか。

(注意)湯沢町の発表では、ガーラ湯沢スキー場の観光営業(4月22日(月)以降)利用者数が含まれています。
4月分は、観光営業利用者数を分けることができなかったので、利用者数に含んでいます。
5月分(420人)は、利用者数から除いています。

岩原スキー場

利用者数:255,000人
前年比 :▲7%減

1月、2月の小雪で人が少なかったと思われます。

かぐらスキー場

利用者数:244,170人
前年比 :▲6%減

かぐらスキー場の利用者が減ったのは意外でした。
他のスキー場と違い、比較的雪が豊富であり、降雪量が多い年は利用者が少なく、少ない年は利用者が多くなるスキー場なのですが、なぜか利用者が減ってしまいました。
営業日数も昨年とほぼ同じなので、利用者が減った理由が分かりません。

神立スノーリゾート

利用者数:219,510人
前年比 :▲10%減

日帰りが個人客がメインのスキー場であり、スキー・スノーボーと共にフリースタイルに力を入れることで、コロナの影響をほとんど受けず利用者を伸ばし続けていますしたが、一息ついた感じです。
週末のリフト待ちは長くなる一方で、老朽化が進みリフトの故障も多くなっています。
そろそろリフトの建て替えが必要な時期に来ています。

湯沢中里スノーリゾート

利用者数:164,150人
前年比 :▲8%減

冬も夏も積極的なプロモーションにより、利用者がコロナ前の水準に戻っています。

NASPAスキーガーデン

利用者数:107,580人
前年比 :10%増

町内のスキー場の中で、もっとも利用者(割合)を増やしました。
2022/2023シーズンは、小雪の影響で予定より7日、営業終了日が早まったことの反動と考えられます。

湯沢高原スキー場

利用者数:73,910人
前年比 :2%増

町内唯一の町所有のスキー場です。
スキー場としては毎年大きな赤字を出していますが、グリーンシーズンは活気があふれています。

中里スノーウッドスキー場

利用者数:64,390人
前年比 :3%増

リゾートマンション兼ホテルのエンゼルグランディア越後中里併設のスキー場です。

湯沢パークスキー場

利用者数:25,780人
前年比 :▲10%減

利用者の減少は、雪不足が原因でしょうか。

 

最後に

1月、2月の記録的な小雪が、利用者を減らした原因でしょうか。
来るシーズンこそは、平年並みの降雪をお願いします。

 

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2023/2024 新潟県湯沢町の降雪量と積雪量、そしてスキー場営業期間 はこちら

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