3年前を超えました、2022/2023 長野県白馬村のスキー場利用者数

スキー場情報

長野県白馬村が、村内のスキー場の2022/2023シーズンの利用者数を発表しました。
4スキー場合計の利用者数が、コロナが始まった3年前を上回りました。

 

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予備知識

エイブル白馬五竜とHakuba47は共通リフト券のみの販売で単独のリフト券がないため、ひとつのスキー場として利用者がカウントされています。
よって、白馬村のスキー場は、北から白馬岩岳スノーフィールド、白馬八方尾根スキー場、エイブル白馬五竜・Hakuba47そして白馬さのさかの4か所となります。

コロナが始まる前の2018/2019シーズンまで、白馬村のスキー場利用者数は10年以上年間100万人前後でした。
自治体別スキー場利用者数としては全国5位です。
バブルのころから比べると少なくなったとはいえ、巷で言われているような利用者数が減少し続けているという事はありません。
しかし、コロナの影響は大変大きな影を落としました。

  • 2018/2019シーズン:
     例年通りの利用者数
  • 2019/2020シーズン:
     記録的な小雪により、利用者激減
     緊急事態宣言が発令された4月7日には、全国の多くのスキー場が営業を終了していました。
  • 2020/2021シーズン:
     1月から3月にかけて大都市圏で緊急事態宣言が発令
  • 2021/2022シーズン:
     1月から3月にかけてまん延防止等重点措置が発令
  • 2022/2023シーズン:
     記録的に遅い雪の降り出し
     11月31日に営業出来たのは、人工造雪機を備えた全国で3か所のスキー場のみ
     そして、3月、4月の気温が高く、多くのスキー場が予定より早く営業を終了

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シーズン別利用者数

記録的な小雪、そしてコロナの影響で4月半ばで営業終了となった2019/2020シーズンからの月別スキー場利用者数です。
1月、2月とピーク時期は3年前にやや及びませんが、3月以降は上回りました。
しかし、例年より早い雪解けで、4月、5月の利用者数は低調でした。

 

シーズン別スキー場利用者数です。
4月末の時点で2019/2020シーズンの利用者を上回りましたが、雪解けが早く4月、5月の利用者数は思ったほど伸びず、最終的に88万人にほんの少し届きませんでした。

 

 

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スキー場別、過去5年の利用者数

2018/19シーズンから5シーズン分のスキー場別利用者数の推移です。

エイブル白馬五竜・Hakuba47

エイブル白馬五竜とHakuba47の利用者は、コロナ前の水準に戻りました。
4月、5月に十分雪が残っていれば、もう数万人上積みができたことでしょう。
2つのスキー場は別々の会社が運営していますが、大変上手くいっており、八方尾根をしのぐ利用者数を維持しています。

白馬八方尾根スキー場

白馬八方尾根スキー場は外国人の観光客が増え始め、息を吹き返しつつあります。
しかし、小雪の影響で、4月の利用者数は昨年から大きく落ち込みました。
リフト会社の合併の話がまとまらず、また地元の反対で新ゴンドラの建設も白紙に戻ったという噂があり、もっとスキー場に協力する体制を整え、かつての輝きを取り戻してほしいです。

白馬岩岳スノーフィールド

夏営業が絶好調の白馬岩岳スノーフィールド、その勢いをそのままに冬もぐんぐん利用者を伸ばしています。
通年の利用者数はコロナ前の2018/19シーズンを越え、119,691人弱となりました。
スキー・スノーボードをしない観光客が増えているとのことです。
新たな魅力のアピールに成功したということですね。

絶好調! スキー場から、スキー「も」できるリゾートへ、白馬岩岳マウンテンリゾート/スノーフィールド はこちら

白馬さのさか

白馬さのさか、利用者数うんぬんよりも、まずは営業出来たことを喜びたいと思います。
一昨シーズンは営業中止の発表から地元の強い要望により営業を行いましたが、昨シーズンは営業を行うことができませんでした。
今シーズンから不動産開発の株式会社プラネット傘下、White Resort 白馬さのさか が運営を行うこととなり再出発です。
5本中2本のリフトの運行と少し寂しいところはありますが、2023年12月にはホテルのオープンが予定されており、来シーズンからの完全復活に期待です。

 

 

最後に

白馬村を始め、全国的にスキー場に人が戻ってきています。
特に西日本のスキー場は活況を呈しており、その流れが長野、そして東日本、北海道と続いていってほしいですね。

 

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