2023/2024　新潟県湯沢町の降雪量と積雪量、そしてスキー場営業期間

2023/2024シーズン、昨年ほどではありませんが、暖かい11月から始まりました。
12月、1月そして2月も雪が少なく早い春を迎えそうでしたが、3月に大雪があり多くのスキー場で営業終了予定日まで営業ができました。

新潟県湯沢町

降雪量

今シーズンの雪の降り始めは遅く、その後、断続的な降雪がありましたが、降雪量が少ない状況が続いていました。
そして、なんと1月にガーラ湯沢スキー場で一日中雨が降り続く日がありました。
2月29日時点の累積降雪量は464cm、過去４番目の小雪だった昨シーズンの同時期から219cmも少ない量です。
しかし、しかし、3月に入り2月を56cmも上回る163cmの降雪があり、一気に降雪量が伸びました(^^♪

（補足）湯沢町の観測データは、街中で計測されています。

過去40年のデータを見ると、年々降雪量が少なくなってきているのが分かります。
昨年を越えることができず、年間降雪量627cmと過去４番目に雪の少ないシーズンとなりました。
図中の破線は近似曲線で、年平均14.9cm降雪量が少なくなっています。

最深積雪

昨シーズンの最深積雪は1月29日に記録した158cmです。
その後、2月下旬を最後にまとまった降雪はなく、3月17日頃に観測地点の積雪は無くなりました。
4月9日に降雪があり、積雪1cmとなりましたが、直ぐに消えてしまいました。

今シーズンは、最深積雪が89cmでした。
降っては解け、を繰り返しているので、ぜんぜん積みあがっていきません。
ただ、3月にまとまった降雪があったことで、昨年より１週間長く3月24日まで積雪がありました。

最深積雪は年間降雪量と比例しているわけではなく、雪の降り方に影響されます。
最深積雪は89cmで、100cmを下回るのは、過去40年で５回目のできごとです。

 

湯沢町のスキー場

湯沢町には、ひとつの自治体としては全国最多の11か所のスキー場があります。
営業開始予定日に営業ができたのは、岩原スキー場と湯沢パークスキー場の２か所だけでした。

 

営業終了予定日です。
3月の降雪により、4月上旬までは雪があったのですが、高温が続きガーラ湯沢は予定日より２週間も早い営業終了日を迎えました。

（＊）GWにグリーンシーズンの営業を行うため、早めに冬営業を終了し除雪を行います。

 

最後に

２月の時点では３月末での営業終了も覚悟していましたが、３月の大雪で息を吹き返しました。
4月以降は高温が続き、スキー場でも夜間に氷点下とならなかったため、あっという間に雪が無くなってしまいました。
来シーズンこそは平年並みの雪が降ってほしいですね。