スキー 小回り・コブ 見た目と違う滑りのイメージ

コブの滑り方

追い求めている滑り、動画を何度も何度も見返して真似をしようとしても全然できない、という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
滑っている人に聞いてみると、見た目と全く違うイメージで滑っていたりします。
滑りのイメージは人それぞれなので、全ての人が同じになるわけではありませんが、中には自分にマッチしたイメージがあるかもしれません。
私のイメージをご紹介しますので、もしフィーリングが合うようであれば、取り入れてみてください。

スポンサーリンク

見た目の動き

滑りのイメージが大事といっても、いきなりイメージだけで滑ることはできないので、バリエーショントレーニングなどの体の動かし方の練習は必須です。
私の場合、パーツごとの練習は、屋内でブーツを履かない状態で、無意識に体が動くようになるまで行います。
そして、次にブーツを履いて雪上に立ち、平地で動きを確認し、その後で緩斜面を滑ります。
ここで思い通りに滑れればOK。
しかし、上手くいかなかった時は、体の動かし方が間違っている、あるいは無意識にできるまで体に染み込んでいないので、再度反復練習を繰り返します。
次に、実践的に滑っていくわけですが、ここでも上手く滑れる時とそうでないときがあります。
上手くいかなかった時、滑りのイメージ(動かす順番とタイミング)を変えると、見違えるような滑りができることがあります。

 

スポンサーリンク

滑りのイメージ

体の各パーツの動かし方が分かっていても、実践的な滑りとしては上手くいかない場合があります。
その要因の一つに、各パーツの動かす順番、タイミングが合っていないことが挙げられます。
そのような時、イメージを変えるだけで滑りが激変することがあります。

斜面を滑り降りるスピードは、普通のゲレンデも60kmに達することもあります。
車やバイクと同じ速度です。
右手を挙げて、右足を捻って、、、というように、パーツごとに考えながら動かす時間の余裕はありません。
そのような時、一連の滑りをイメージすると、上手くいく場合があります。

小回り

ずらし要素の多い小回り、カービング要素の多い小回り、カービング小回りのイメージです。

ずらし要素の多いを小回りでは、教科書に出てくるような三日月を描くイメージで滑っています。
谷回りで板のトップで雪面をとらえた(雪面からの抵抗を感じた)後、テールでしっかりと雪面を削りスピードコントロールを行います。
ゆっくりと滑りたい時、急斜面、悪雪などで有効な滑り方です。

カービング要素の多い小回りは、ターンを行っている感覚はまったくありません。
ジグザグに滑っているイメージで、斜滑降と急旋回を繰り返していいます。
谷回りで板のトップで雪面をとられられる方であれば、一番汎用的な滑り方になります。

カービング小回りになると、スキーというよりもトランポリンをしているようなイメージです。
ターン中1か所で、ちょっとだけエッジングを深める感覚です。
ゲレンデが整備されている必要があり、滑れる状況は限られます。
私のレベルだと、ゲレンデの条件が良く、調子が良い時のみできる滑りで、少しでも斜度がきついと全くできません。

 

小回りのイメージ

コブ

直線的な滑り、一般的な滑り、バンクターンのイメージです。

直線的な滑りは、腰から下でブランコを漕いでいるイメージです。
ブーツが前に行ったり、後ろに行ったりせわしく動いています。
コブとコブの間の落差が少ない時、縦(溝)コブでの滑りです。

一般的な滑りは、直滑降と急回旋を繰り返しながら「コ」の字型に滑っているイメージです。
切替で板を下に向け、板のトップがバンクに当たると、くるっと横に方向が変わります。
そして、また板を下に向けます。
自分が行っていることは、横に向いた板を下に向ける動作のみですが、板がコの字型に動いているような感覚があります。

バンクターンは、ずらし要素の多い小回りと同じようなイメージです。
コブの形によりターン孤は規制されていて、その孤に沿って丁寧に滑っていきます。
他のコブの滑り方に比較して上下動が少なく、整地の滑り方に近いので、これからコブを滑り込みたいという方にお勧めです。
ただ、バンクターンができるコブの形は限られているので、滑る前にコブの形をよく見る必要があります。

 

コブのイメージ

 

コブの滑り方のまとめ はこちら
小回りの滑り方のまとめ はこちら

コメント