2024/2025 日本のスキー場の数 と スキー場が多い都道府県トップ10

スキー場ランキング

日本全国に多くのスキー場がありますが、いったい何か所あるのか気になりませんか。
いろいろなWebサイトにスキー場の数がでていますが、サイトによってその数はまちまちです。
スキー場の数など、すぐ分かるだろうと思われるかもしれませんが、これがなかなか難しいのです。

2024年3月12日時点

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スキー場数の問題

スキー場の数が直ぐに分からない理由は多々あります。

全国のスキー場の総括団体が存在しない

SAJ、SIA、JSBAなどのスキー、スノーボードスクールを統括する団体はありますが、全国のスキー場を統括する団体は存在しません。
よって、スキー場の数が直ぐに分かりません。

各地方に索道協会がありますが、会員になっていないスキー場が有ったり、ひとつのスキー場に複数の会員(運営会社)がいる場合があります。
また、索道の無いロープトゥのみのスキー場は会員ではありません。

スキー場の定義が存在しない

そもそも、何をもってスキー場とするかの定義が存在しません。
たとえば、裏山に斜面があり、そこに雪が降ったとします。
自治体の人がそこで子供たちとスキー、スノーボードで遊んでいて、〇〇スキー場と呼んだとします。
これは、スキー場でしょうか?

もう少し進化し、そこに簡易ロープトゥを導入したとします。
どうでしょうか。

雪国には、このようなスキー場が数多く存在します。

実質的に廃止していても、休業中となっている

スキー場は広大な土地が必要であり、国や地方自治体から土地を借りて営業しているところが多々あります。
その場合、スキー場を廃止するには、構造物(リフトなど)を撤去し、植林など原状復帰をして土地を返却する必要があります。
地方自治体が運営するスキー場でも、何年も営業は行っていないが、廃止ではなく営業中止として放置しているところがあり、実質的に営業再開が不可能な状態でも、形の上ではスキー場は存続していることになっているのです。

現状復旧費用について
継続も地獄、廃止も地獄、長野県木曽町スキー場運営 はこちら

スキー場数の数え方

スキー場が分かれていて、運営が違えば、違うスキー場と数えるのは簡単です。
しかし、次の場合はどのように考えればよいでしょうか。

スキー場が繋がっていて、ほぼ共通リフト券のみ販売

例:ハチ高原スキー場とハチ北スキー場(運営会社が同じ)
例:エイブル白馬五竜とHakuba47(運営会社が3社)

スキー場は離れているが、ほぼ共通リフト券のみ販売

例:八幡平リゾート 下倉スキー場とパノラマスキー場(運営会社が同じ)
例:志賀高原スキー場(道に隔てられた2つのエリア、5社の運営会社)
例:菅平高原スノーリゾート(道に隔てられた2つのエリア、5社の運営会社)

 

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スキー場の定義

今までお話ししてきたように、スキー場が多い都道府県ランキングを作成するにあたっては、スキー場の定義が必要です。
そこで、このサイトではスキー場を次のように定義しました。

  • 2023/2024シーズンに営業したスキー場(含む屋内スキー場)
  • 2023/2024シーズンに災害・設備故障・小雪で営業を中止したスキー場
  • 2024/2025シーズンに営業を予定しているスキー場
  • HPがあるスキー場(含む地方自治体のHP内での紹介等)
  • 近隣にあり、ほぼ共通リフト券のみ販売している複数のスキー場は1つのスキー場と数える
  • 2024/2025シーズン以降、営業再開のめどがないスキー場は含めない
  • ロープトゥ、スノーエスカレーターなどの登坂設備が無いスキー場は含めない
  • 学校専用など、一般の人が利用できないスキー場は含めない

少しグレーなところもありますが、次のスキー場は1か所として数えることにしました。

  • ニセコHANAZONOリゾートとニセコ東急グラン・ヒラフ
  • 八幡平リゾート 下倉スキー場とパノラマスキー場
  • よませ温泉スキー場とX-JAM高井富士
  • 志賀高原マウンテンリゾート
  • 菅平高原スノーリゾート
  • 白馬コルチナスキー場と白馬乗鞍温泉スキー場
  • エイブル白馬五竜とHakuba47
  • ハチ北スキー場とハチ高原スキー場
  • スカイバレイスキー場とハイパーボウル東鉢スキー場

次のスキー場は、共通リフト券・シーズン券のみの販売ですが、地理的に少し離れた場所にあるので2か所として数えています。

  • 岩木山百沢スキー場とそうまロマントピアスキー場
  • 白樺高原国際スキー場としらかば2in1スキー場
  • シャトレーゼスキーバレー小海とシャトレーゼスキーバレー野辺山

 

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日本のスキー場数

2024/2025シーズンにおける日本のスキー場数です。
今まで書いてきたように、日本のスキー場数を数えるのは大変難しい問題です。
索道が有るスキー場は網羅されていますが、数え方により他の調査と数字が異なります。
索道が無い場合は、私がインターネットを検索して存在が確認できたスキー場の数です。

2024/2025 日本のスキー場数:485か所
  • 内索道有:386か所
  • 内索道無:  99か所

シュレップリフト(滑走式リフト)のカテゴリーを索道無しに統一しました。
この他に、リフト・ロープトゥ等の登坂設備がない雪遊び広場が約15か所あります。

2024年1月以降の減少

廃止

  • ノーザンアークリゾートスキー場(北海道)
    >2023年3月10日(日)の営業をもって廃止
  • みやぎ蔵王セントメリースキー場(宮城県)
    >2023年3月3日(日)の営業をもって廃止
  • マウントジーンズ那須(栃木県)
    >2023年3月10日(日)の営業をもって廃止
  • 赤沢スキー場(群馬県)
    >2023年3月10日(日)の営業をもって廃止

上記の他に、営業中止のまま、廃止となる可能性が高いスキー場が7か所あります。

 

都道府県 スキー場数 トップ10

それでは、2024/2025シーズンの都道府県 スキー場数 トップ10を見ていきましょう。

1位 北海道

スキー場数:145か所

  索道有:90か所
  索道無:55か所

北の大地、北海道が圧倒的な1位でした。
地元の自治体が運営している索道が無いスキー場がたくさんあります。
このようなスキー場は専用のホームページが無い場合が多く、自治体のサイトにひっそりと掲載されているので探すのが大変です。
地元自治会などがボランティアで運営し、紙媒体のみでその状況が分かるスキー場がある可能性があります。

2023年3月10日(日)の営業をもってノーザンアークリゾートスキー場が廃止となりました。

2位 長野県

スキー場数:58か所 

  索道有:57か所
  索道無:  1か所

多くのサイトでスキー場数1位と紹介されている長野県ですが、実際には北海道の半数にも届きません。
次のスキー場は1か所としていますが、分けた場合、スキー場は21か所増えます。

  • よませ温泉スキー場とX-JAM高井富士
  • 志賀高原マウンテンリゾート
  • 菅平高原スノーリゾート
  • 白馬コルチナスキー場と白馬乗鞍温泉スキー場
  • エイブル白馬五竜とHakuba47

3位 新潟県

スキー場数:47か所

  索道有:45か所
  索道無:  2か所

全県雪深いと思われがちですが、スキー場のほとんどは上越と中越地方の山間部に固まっています。
湯沢町には、全国の自治体最多の11か所のスキー場があります。

4位 山形県

スキー場数:31か所

  索道有:20か所
  索道無:11か所

東北で1、2の利用者数を争う蔵王温泉スキー場と、夏スキーのメッカ、月山スキー場があります。

5位 秋田県

スキー場数:25か所

  索道有:14か所
  索道無:11か所

索道のあるスキー場の数は、福島県、群馬県、岐阜県の方が多いのですが、秋田県にはロープトゥなど索道の無いスキー場が11か所あり5位に入りました。

6位 群馬県

スキー場数:20か所

  索道有:19か所
  索道無:  1か所

みなかみ町と片品村の2町村に、半分以上の12か所のスキー場があります。

2023年3月10日(日)の営業をもって赤沢スキー場が廃止となりました。

7位 福島県

スキー場数:18か所

  索道有:18か所
  索道無:  0か所

7位 青森県

スキー場数:18か所

  索道有:12か所
  索道無:  6か所

八甲田山ロープウェイで行く、バックカントリーツアーは有名です。

9位 岐阜県

スキー場数:17か所

  索道有:17か所
  索道無:  0か所

唯一、西日本からのトップ10入りです。
索道の有るスキー場の数では、7位に入ります。

9位 岩手県

スキー場数:17か所

  索道有:14か所
  索道無:  3か所

安比高原スキー場、夏油高原スキー場などが有名です。
八幡平リゾート 下倉スキー場とパノラマスキー場は、1か所としています。

 

よく見かける、スキー場の数が多い都道府県

「スキー場の数が多い都道府県」と検索すると、複数のサイトが検索結果にでてきますが、元をたどると次の2つのサイトに行きつきます。
いずれのサイトも1位長野、2位北海道となっていて、3位以下は県およびスキー場数も同じです。
しかし、北海道は現存するスキー場の数より少ないので、明らかな間違いです。
長野県は、志賀高原のスキー場の数を18か所と数えれば、ほぼ同数になります。
群馬県と岐阜県については、営業していなくても廃止されていないスキー場などを加えると、正しい数字ともいえます。(カウントしたシーズンには営業を行っていたかもしれません)

サイトA

1位 長野県 79か所
2位 北海道 51か所
3位 新潟県 48か所
4位 群馬県 22か所
4位 岐阜県 22か所

サイトB(2021年04月08日)

1位 長野県 85か所
2位 北海道 51か所
3位 新潟県 48か所
4位 群馬県 22か所
4位 岐阜県 22か所

 

最後に

スキー場の数は悩ましい問題です。
ローカルなスキー場は漏れている可能性があるので、随時更新して行きます。

 

スキー場 20項目以上の いろいろランキング はこちら

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