2020/2021 最少記録更新(涙)、新潟県湯沢町スキー場利用者数

スキー場情報

2019/2020シーズン、新潟県湯沢町のスキー場利用者数は、小雪の影響で過去最低記録を更新してしまいました。
そして、2020/2021シーズンは、、、データをみると悲しくなってきました(涙)

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シーズン別 利用者数

越後湯沢駅は東京駅から新幹線で最速約70分、湯沢町は地方自治体(市町村)単位で、全国一のスキー場利用者数を誇る、ウインタースポーツのメッカです。
1992/93シーズンには延べ818万人がスキー場を訪れました。
その後、利用者は年々減少していましたが、過去10年は250万人前後で推移し底をうっていました。
しかし、2019/20シーズンは記録的な小雪の影響で161万人という過去最低記録を更新したばかりでしたが、今シーズンは首都圏で発せられた緊急事態宣言の影響で利用者数が108万人にまで落ち込んでしまいました。
言葉がありません。

新潟県の全スキー場利用者数の半数以上は、湯沢町のスキー場を訪れていました。
2019/20、2020/21シーズンと新潟県全体の利用者数も減少していますが、特に首都圏からの利用者が多かった湯沢町の減少が激しく、新潟県全体に占める湯沢町のスキー場利用者の割合が10%以上落ち込み、41%になってしまいました。
下越地域など大半が県内の利用者のスキー場は、2020/21シーズンに大幅に利用者を増やしています。

利用者数150倍! 奇跡のV字回復、国設胎内スキー場 はこちら

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月別 利用者数

例年より遅いシーズンインで、かぐらスキー場が11月にオープンすることができませんでした。
その後、2020年12月14日から雪が降り始め、湯沢町の24時間、48時間降雪量が観測記録を更新しました。
大雪の影響で身動きがとれなくなった車が丸2日高速道路に閉じ込められたことが、大きくニュースで報じらえました。
この大雪の影響もあり、12月の利用者は昨年の33%減でした。
1月、降雪とGo To トラベルの効果で幸先の良いスタートを切った直後、首都圏で緊急事態宣言が発せられました。
1月下旬にはスタッフの寮で新型コロナウイルスの集団感染が発生し、苗場スキー場とかぐらスキー場が、営業中止をよぎなくされました。
こられの影響で、1月の利用者は62%減、2月は48%減でした。
スキー場での感染は報告されておらず、だんだんと利用者が戻ってき、3月には昨年の利用者を30%上回りました。
ほとんどのスキー場が予定通り営業を行え、4月、5月の利用者数は、一昨年に近いところまで戻してきました。

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スキー場別 利用者数

スキー場別に利用者数をみると、とんでもないことが起こったことが分かります。
2018/19シーズン全国2位の苗場スキー場の利用者数は、昨シーズン半分になり、今シーズンはその1/3になってしましました。
2年で利用者が71万人から12万人へ、約1/6に落ち込んだことになります。
いや、落ち込んだというレベルではありません。
いままで、苗場の強みであったことが全てマイナス方向に働き、不運も重なりました。

  • 海外からの利用者の激減
  • 一般の利用者の減少
  • 修学旅行、実習授業の激減
  • コンサート等のイベントの激減
  • 寮における新型コロナウイルスの集団感染による営業中止

来シーズン、営業を再開できるか心配です。

一方、嬉しい話題もありました。
ほとんどのスキー場が大きく利用者数を減らす中、神立スノーリゾートとNASPAキーガーデンは昨年より利用者数を伸ばしました。
特に神立は、一昨年とほぼ変わらない利用者数で、湯沢町で1番のスキー場に躍り出ました。
ゲストハウスを改装したり、コブコース、パーク、ツリーランコースの新設などフリースタイルスノーヤーに好まれるゲレンデに変えていったことが、ファンの心をしっかりとつかんだのではないでしょうか。

最後に

新型コロナウィルスに翻弄されたシーズンでした。
昨シーズンの小雪で大打撃を受けて弱っていたスキー場、宿泊関係など町の産業へ、首都圏で発せらえた緊急事態宣言が追い打ちをかけました。
昨年、スポーリア湯沢という大規模なホテルが倒産しました。
今年は、まだ倒産の話は聞きませんが、多くの事業者の台所が火の車であることは容易に想像できます。
全ての関係者が、なんとかこの夏を乗り切り、来るシーズンを迎えれること願ってやみません。

 

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