コブになると急に滑れなくなる。
コブは怖い、と思ってことはありませんか。
コブに限った話ではありませんが、恐怖や不安を感じると体が緊張し固くなってしまいます。
そうなると、ますますコブが滑りにくくなってきます。
整地よりコブの方がより体を柔軟に使う必要があるので、練習は不安を感じない斜面を選んで行ってください。
時には勇気も必要ですが、はじめのうちは不安なく滑れる斜面を選んで練習を行い、コブに慣れるにしたがい場所を変えて練習を行ってください。
斜滑降
練習場所:浅いコブ
浅いコブを選び、恐怖心を感じない速度で、コブ斜面を斜滑降してみてください。
はじめのうちは腰、頭の位置が上下に動くと思いますが、慣れてくると膝と股関節で凹凸を吸収し、腰、頭が一直線に進むようになります。
その時に足の動きは、自転車で右足のペダルを踏み込んだ時に、左足があげられる感覚です。(ペダルを逆に漕げれば、より実際の感覚に近づきます。)
コブでは両足を揃えているので、同時に上に押しあげられます。
遠くの目標物を決めてからスタートすると、滑りが安定してきます。
横滑り
練習場所:間隔(ピッチ)の大きいコブ
コブをひとつ横滑りで降りてください。
コブの受けている部分で止まったら、キックターンをして、次のコブを横滑りで降りてください。
慣れてきたら、なるべくフォールラインに向かって横滑りを行ってください。
落下方向へ横滑りの練習方法は「前後のポジションを鍛える練習」をご覧ください。
ズルドン(横滑り+静止+ターン)
練習場所:間隔(ピッチ)の大きいコブ
ズルドンとは、板をフォールラインに対して90度横に向けた状態でコブの腹を削り、コブの溝に着いたら静止をして(あるいは十分にスピードを落として)ターンを行うことです。
次のことを意識しながら練習してみてください。
- 横滑りの時に両方の板が離れないようする。
- しっかりと外足(谷側の足)に乗る。
また、滑りに余裕が出てきたら、切替でピボットターンを行ってください。
そうすると、よりスムーズに板の方向を変えることができるようになります。
コブでのワンターン
練習場所:間隔(ピッチ)の大きいコブ
間隔の広いコブでワンターンします。
整地と同じ感覚でコブの溝に静止した状態からワンターンし、コブの外に飛び出てみましょう。
どうでしたか、頭の上下動が多く、スピードも出ませんでしたか。
次に、膝が90度ぐらいになるまで十分曲げて、その姿勢でコブの出口まで進んでください。
コブの出口を過ぎると、足下がなくなるので自然と足が伸び、そして次のコブに到達するので衝撃があるとおもいます。
ここで足の緊張をとき、足が自然に押し上げられる姿勢がとれるようになると、スピードがコントロールできるようになります。
また、斜面に頭が近づくので、コブの恐怖心が薄らいできます。
コメント