1に辛抱、2に辛抱、3歳でのスキー・デビュー

スキー関連

我が家にはごくごく平凡な2人の息子がおりました。
2人とも3歳でスキー・デビューをしたので、その時の様子を、ご紹介したいと思います。
これからスキー・デビューを迎える親御さんの参考になれば幸いです。

道具や教え方について
初めてのスキー 子供(幼児)編 はこちら

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環境

子供たちは東京生まれの東京育ちです。
妻の実家が雪国で、冬休みは毎年帰省していたので、子供たちにとって雪は身近なものだったと思います。
庭で雪ダルマを造ったりすることはありましたが、特別雪遊びが好きということもありませんでした。

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スキー・デビュー

子供の成長を待って、3歳でスキー・デビューし(させ)ました。
2人とも男の子だったので、上の子供の時に迷わず全ての道具を購入しました。
少し費用は掛かりましたが、私のスキー板1本よりもはるかに安く上がりました(笑)

1日目

スキー場に行きましたが、向かったのはゲレンデではなく平らな広場にでした。
私は動きやすいように長靴です。
また、ストックは持っていません。

まず初めにスキーの板を履く練習です。
ブーツの裏に雪が付いていないことを確認しブーツをビンディングに入れる練習です。
何度か手でサポートしながら行います。
徐々にコツをつかんできたら、自分で行えるようになりました。
実際は自分でブーツ裏の雪をとることができないので私が行っています。

次に片足に板を付けての歩行です。
私が前を歩き後ろについてきてもらいます。
板を真っすぐにしていると進みませんが、少し逆ハの字にすると進むことを体で覚えていきます。
左右の足で同じことを行います。

だんだんと飽きてくるので、途中雪ダルマをつくったり、ストックでお絵描きをしたりして1日目の終了です。
雪の上にいたのは2時間ぐらいで、スキーを履いていたのは1時間ぐらいです。

2日目

今日は2本スキーを着け歩く練習です。
片方のスキーでの歩行は、なんなくこなせるようになっています。
両方のスキーを着けて歩こうとするのですが、板が前後に動くだけでなかなか前に進みません。
ストックは持っていないので、押すこともできません。
しばらくもがいていましたが、こつをつかみ、徐々に前に進むようになってきました。
途中、後ろから押したりしながら、飽きさせないように頑張ります。
真っすぐ進めるようになったら、大きめの円を描いてぐるっと回ってもらいます。
このへんになると、平地の移動はスムーズになっています。
日常生活にない、エッジを利用する動きが身についてきます。

そして、ついに斜度がある斜面です。
平地と平地の間にある50cmぐらいの段差を利用しました。
板を斜面に垂直にして二の字で上がっていきます。
平地と違いしっかりエッジングしないと直ぐにずり落ちてしまいます。
苦労はしていましたが、そんなに時間がかからず登れるようになりました。
あとは、そこから直滑降で遠くまで滑る競争です。

そんなこんなで2時間ぐらいたったので2日目も終了です。

3日目

いよいよゲレンデ・デビューです。
ゲレンデは斜度があり、平地で歩くようにはいきません。
常にエッジングをしないと、前か後ろに動いてしまいます。
ニの字歩行で斜面を上がり滑り降ります。
補助器具を持っていなかったので、バックボーゲンで子供の板の先端を抑えて、ボーゲンの形をつくりました。
何度かサポートを行った後、1人でボーゲンを行ってもらいますが、腰が引けてすってんころりん、とこけてしまいます。
今日はこの練習で終わりかな、と思っていたのですが、恐るべし子供の吸収力。
緩斜面でのボーゲンができるようになり、リフトに乗りたがります。
ここまでくればしめたものです。
滑りたくてしょうがないので、言ったことも良く聞いてくれるようになります。

午後から回数券を買い、リフト初乗車です。
子供とリフトに乗る時は、子供を外側(係り員がいる方)に乗せてください。
いくらスキーが上手くても、リフトに足が届きません。
リフト係の人が持ち上げてリフトに乗せてくれます。
次はリフト降車ですが、ここは親の出番です。
少し抱えるようにしてリフトから降ろし、やさしく前に押しスロープを下り降ります。
なれてくると、ジャンプで降りてもらいます。
ストックを持っていないので、自分の手でリフトを押しながら降りることが可能です。

緩斜面の迂回コースを選んで、ゆっくりと滑ります。
1本目は普通に滑れば5分もかからないコースを1時間ぐらいかけて降りてきました。

4日目以降

ここからはひたすら一緒に滑るだけです。
斜面は前を滑り、平地は後ろから押してあげます。
親が前を滑ると、視線が前を向くのでスムーズに滑れるようになります。
周囲を気にしながら、ゆっくりと大きく回りながら滑ってください。
吸収力が高いので、一緒に滑るだけでどんどんと上手くなっていきます。

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注意点

注意点を少し。

転げ方

ある程度スキーに慣れてきたら、転げ方の練習をしましょう。
バランスを崩すと本能的に手を突いてしまいます。
しかし、子供の手の骨は弱いので体を支えると骨折の原因になります。
バランスを崩した時、手を前で組み、お尻あるいは背中など胴体から転げる練習をしましょう。

新雪

ある程度滑れるようになるとコブでもすいすいと滑れるようになりますが、新雪だけは苦手です。
板が短いので浮力がなく、どうやっても埋もれてしまいます。
子供のうちは新雪はあきらめてください。

最後に

我が家の2人の子供ですが、両親は同じ(はず)なのに、性格は全然違います。
ここでご紹介した方法が、全てのお子さんに当てはまるとは思いませんが、参考になる部分があれば幸いです。

 

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