スキー テクニカルプライズ 合格率と攻略のポイント

2018/19シーズンに新潟県で行われた3会場のテクニカルプライズの結果から、攻略のポイントを考察しました。
興味深い数字もでていますので、受験者の参考になればと思います。

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合格率

2018/19シーズンに、新潟県スキー連盟主催のテクニカルプライズ検定は11会場で行われましたが、その中の3会場のデータです。
新潟県は本州では長野県についで受験者数が多いと言われています。
検定員は全会場とも、現あるいは元ナショナルデモンストレーターを含む技術戦の本選に出場していた方々でした。

主催  :新潟県スキー連盟
会場  :上越国際スキー場、石打丸山スキー場、岩原スキー場
受験者数:181名(合計)
合格者数:  10名(合計)
合格率 : 5.5%

データが公開されていないので断言はできませんが、他の県連に比べて合格率は低めだと思います。

受験者像

全受験者181名の平均点です。

 フリー大回り小回り不整地合計
平均点73.473.273.473.4293.4

全種目とも73点台前半の平均点になりました。
あまりにも種目間の点差がなく、つくったようなデータです。
さて、この点を別の表現をすると、3名の検定員が、74点、73点、73点と採点したことになります。
このことから1種目でも合格の75点をとることの難しさが分かります。

次に受験者毎の4種目の合計点で分布図を作成してみました。

綺麗な正規分布です。
中央値:293.4
シグマ:4
(すいません。興味がある人にだけ)

300点(75点 x 4種目) が合格点です。
グラフをみると、298点(マイナス2点)以上の得点者が急激に少なくなっています。

合格者像

合格者とはどのような方でしょうか。

合格者数10名の平均点です。
性別は男性8名、女性2名でした。
ちなみに、女性2名は共に10代で、最高得点と得点3位でした。

 フリー大回り小回り不整地合計
平均点75.775.776.175.3302.8

母数が少ないので何とも言えませんが、小回りが得意で、不整地が不得意と言う結果になりました。
全受験者の平均点と同じように別の表現をすると、3名の検定員が、76点、76点、75点と採点したことになります。

合格者の加点(76点以上)種目数

合格者の得点傾向をみるために、加点種目(〇印)を調べました。

フリー大回り小回り不整地種目数
3
3
3
2
3
2
2
2
1
0

全種目加点をした受験者はいませんでしたが、8名の方が複数の種目で加点をしていました。
合格する人は余裕がると言うことでしょうか。
意外にも全種目75点の合格者は1名のみでした。

合格者の得意種目

次に合格者の得意種目の傾向を考察し、3グループに分けてみました。

整地総合型
 フリー、大回り、小回りで加点:3名
 整地3種目とも加点した方です。
 2名はアルペンを行っていた方のようでした。
 不整地種目との得点差が大きいことから、カービング要素の強い滑り方で発揮するタイプの方です。

整地大回り型
 フリー、大回りで加点:1名
 大回りを得意としている方です。
 小回りとの得点差がありました。
 整地総合型と同じく、カービング要素の強い滑りで力を発揮するタイプの方です。

小回り型
 小回り、不整地で加点:4名
 ずらす要素の強い滑り方で力を発揮するタイプの方です。
 不整地のなかでもターン弧を描いています。

あるていどの類似性がある種目は、似た要素の運動で滑ることができると考えられます。

攻略のポイント

突然ですが、ここで問題です。

「合格者10名中、全4種目で合格点(75点)以上をとった受験者は何名いたでしょうか。」

少し、考えてみてください。
合格するための重要なヒントが隠されている気がします。

全員?

加点無しで合格した人がいるので、最低1人はいるけど。

 

全4種目で合格点

では、回答です。

全4種目で合格点(75点)とった受験者は10名中4名でした。
合格者の中の40%。
全受験者181名の中で、わずか2.2%です。
約50名に1人の割合です。
全種目で合格点をとることはテクニカルに合格するより難しいわけですが、それは少しではなく、大変難しいと言うことです。
余談ですが、合格者の中には73点の種目があったり、2種目が74点の方もいました。

攻略のポイント

ここまでのデータをみて、みなさんはどのように感じられましたか。
私が考えるテクニカルプライズ攻略のポイントは、得意種目をつくることです。
それも、1種目ではなく、運動要素の似ている複数の種目で加点を目指すことです。
得意種目で加点することの方が、不得意種目を合格点に持ち上げるより効果的です。
逆の言い方をすると、加点がでる種目がないと合格には時間がかかるかもしれません。
コブ好きの私は、コブを得意種目にすることを強くお勧めします(笑)

まとめ

テクニカル合格には得意種目をつくることが重要です。
技術要素の近い、2種目で加点を目指しましょう。

 

テクニカルプライズ検定にみるコブの滑り その1 はこちら
テクニカルプライズ検定にみるコブの滑り その2 はこちら
テクニカルプライズ検定にみるコブの滑り その3 はこちら

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