スキー場「利用者数」が多い市町村のトップ5です。
スキー場銀座といわれるスキー場密集地帯の自治体、平成の大合併でスキー場が増えた自治体、さあ、どこがランクインするでしょうか。
調査方法
調査方法:各自治体が発表しているスキー場利用者数(入込客数)のデータを利用
北海道の自治体などは、利用者数が未公表なので、全観光客数などから推測
対象 :2020/21シーズンのデータ
(岐阜県の2021/22シーズンのデータが、2023年12月に発表されるため)
トップ5
1位 新潟県湯沢町
利用者数 :108万人
スキー場数:11か所
2019/20シーズン:1位
2018/19シーズン:1位
苗場スキー場の利用者数が2年間で59万人の減少など、新型コロナウイルスの影響を大きく受けましたが、かろうじて1位の座を守りました。
2018/19シーズンには、利用者数は2位を大きく引き離し200万人を超えていました。
また、同シーズンは、単独のスキー場としては、日本一の集客力を誇る苗場スキー場を筆頭に、30万人以上の利用者があるスキー場が4か所もありました。
早く、平常に戻ってほしいです。
2位 岐阜県郡上市
利用者数 :100万(注)
スキー場数:10か所
2019/20シーズン:3位
2018/19シーズン:4位
(注)母袋温泉スキー場はスキー場の数に入っていますが、利用者数には含まれていません。
西日本では最大規模の利用者10万人以上のスキー場が4か所あります。
スキー場が高速道路から近く、密集していて、都市圏から近いところは湯沢町、南魚沼市と似ています。
コロナ下の利用者の減少を最小限に抑え、相対的に順位があがりました。
3位 長野県山ノ内町
利用者数 :82万人
スキー場数:5か所(注)
2019/20シーズン:2位
2018/19シーズン:2位
(注)志賀高原マウンテンリゾートは1か所と数えています。
スキーアリアとしては、日本最大の集客力を誇る志賀高原マウンテンリゾートに加え、志賀高原の山麓に位置する北志賀の4つのスキー場と町全域にスキー場が広がる、スキー場と共に歩む町です。
スキーエリアのキャパシティーは圧倒的なので、宿泊者で戻れば2位に返り咲くことも難しくありません。
4位 新潟県南魚沼市
利用者数 :74万人
スキー場数:10か所(注)
2019/20シーズン:ランク外
2018/19シーズン:3位
湯沢町と同様に古くからのスノースポーツのメッカです。
個別のスキー場の利用者数は発表されていませんが、上越国際スキー場、石打丸山スキー場、舞子巣のリゾートが牽引していると考えられます。
石打丸山がGALA湯沢と繋がっていたり、舞子と岩原は同じ山の南北に位置するなど、湯沢町から続くスキー場の密集地域です。
(注)石打花岡スキー場は営業中止でした。
5位 長野県白馬村
利用者数 :52万人
スキー場数:5か所
2019/20シーズン:4位
2018/19シーズン:5位
HAKUBA VALLEY には10か所のスキー場のうち、その半分の5か所が白馬村にあります。
エイブル白馬五竜・Hakuba47と八方尾根が利用者数をけん引しています。
近年、八方尾根の利用者減少が著しいですが、なんとか打開してほしいところです。
補足
湯沢町、山ノ内町、白馬村はもともとスキー場利用者の多い自治体で順当にランインです。
郡上市(旧八幡町、大和町、白鳥町、高鷲村、美並村、明宝村、和良村)と、南魚沼市(旧六日町、大和町、塩沢町)は、平成の合併により自治体の規模が大きくなったことがランクインの要因です。
一方、北海道にはスキー場利用者の多いエリアもありますが、ニセコは2つの自治体にまたがっているので、自治体単位の利用者数としてはランクインできませんでした。
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