スキー場「利用者数」が多い市町村のトップ5です。
スキー場銀座といわれるスキー場密集地帯の自治体、平成の大合併でスキー場が増えた自治体、さあ、どこがランクインするでしょうか。
調査方法
調査方法
各自治体が発表しているスキー場利用者数(入込客数)のデータを利用
北海道の自治体などは、利用者数が未公表なので、全観光客数などから推測
対象
2021/22シーズンのデータ
(岐阜県の2022/23シーズンのデータが、2024年12月に発表されるため)
参考として、他のスキー場の2022/2023、2023/2024のデータをご紹介します。
トップ5
1位 新潟県湯沢町
利用者数 :155.9万人
参考:2022/23シーズン:183.9万人
2023/24シーズン:172.2万人
スキー場数:11か所
2020/21シーズン:1位
2019/20シーズン:1位
2018/19シーズン:1位
一時期落ち込んでいた苗場スキー場が復活傾向にあり、各スキー場共に利用者数を伸ばし2位との差を広げました。
コロナ前の2018/19シーズンには、利用者数は200万人を超えて、日本一の集客力を誇る苗場スキー場を筆頭に、30万人以上の利用者があるスキー場が4か所もありました。
ちなみに湯沢町より利用者数の多い都道府県は、長野県、北海道、そして湯沢町がある新潟県のみです。
2位 岐阜県郡上市
利用者数 :117.0万(注)
参考:2022/23シーズン:未発表
2023/24シーズン:未発表
スキー場数:10か所
2020/21シーズン:2位
2019/20シーズン:3位
2018/19シーズン:4位
西日本では最大規模である利用者10万人以上のスキー場が4か所あります。
スキー場が高速道路から近く、密集していて、都市圏から近いところは湯沢町、南魚沼市と似ています。
コロナ下の利用者の減少を最小限に抑え、相対的に順位があがりました。
(注)母袋温泉スキー場はスキー場の数に入っていますが、利用者数には含まれていません。
3位 長野県山ノ内町
利用者数 :109.7万人
参考:2022/23シーズン:128.1万人
2023/24シーズン:123.7万人
スキー場数:5か所(注)
2020/21シーズン:3位
2019/20シーズン:2位
2018/19シーズン:2位
スキーエリアとしては、日本最大の集客力を誇る志賀高原マウンテンリゾートに加え、志賀高原の山麓に位置する北志賀の4か所と町全域にスキー場が広がる、スキー場と共に歩む町です。
スキーエリアのキャパシティーは圧倒的なので、コロナが終わり、2位に返り咲くのは時間の問題でしょう。
(注)志賀高原マウンテンリゾートは1か所と数えています。
4位 新潟県南魚沼市
利用者数 :95.7万人
参考:2022/23シーズン:108.1万人
2023/24シーズン:104.1万人
スキー場数:8か所
2020/21シーズン:4位
2019/20シーズン:5位
2018/19シーズン:3位
湯沢町と同様に古くからのスノースポーツのメッカです。
上越国際スキー場、石打丸山スキー場、舞子スノーリゾートが牽引しています。
石打丸山がGALA湯沢と繋がっていたり、舞子と岩原は飯士山の南北に位置するなど、湯沢町から続くスキー場の密集地域です。
5位 長野県白馬村
利用者数 :69.1万人
参考:2022/23シーズン:88.0万人
2023/24シーズン:104.1万人
スキー場数:5か所
2020/21シーズン:5位
2019/20シーズン:4位
2018/19シーズン:5位
HAKUBA VALLEY にある10か所のスキー場のうち、半分の5か所が白馬村にあります。
エイブル白馬五竜・Hakuba47と八方尾根が利用者数をけん引しています。
近年、八方尾根の利用者減少が著しいですが、なんとか打開してほしいところです。
最後に
湯沢町、山ノ内町、白馬村はもともとスキー場利用者の多い自治体で順当にランインです。
郡上市(旧八幡町、大和町、白鳥町、高鷲村、美並村、明宝村、和良村)と、南魚沼市(旧六日町、大和町、塩沢町)は、平成の合併により自治体の規模が大きくなったことがランクインの要因です。
一方、北海道にはスキー場利用者の多いエリアもありますが、ニセコは2つの自治体にまたがっているので、自治体単位の利用者数としてはランクインできませんでした。
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