SAJスキーバッジテスト 5級から2級、1級、そしてプライズテストの合格レベルと自己評価法

SAJスキーバッジテストを受ける方のために、級別テストとプライズテストの合格レベルのイメージ、および自己評価法をお伝えしたいと思います。
合格レベルは、実体験と多くの知人(シニアスキーヤーからデモまで)の経験から、私が推測しました。

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合格レベル

バッジテスト5級から3級

楽しんでスキーをされている方であれば、どなたでもいつの間にか達しているレベル

受験者はあまり多くありませんが、スキーに慣れ親しむうえで受験してみるのもありだと思います。
特に、お子さんがモチベーションを保つうえで挑戦することは有益です。
合格率も大変高く、5級と4級はほぼ100%、3級でも80%を超えています。

バッジテスト2級

若い人で指導者がいれば、滑走日数20~30日で合格できるレベル
年齢を重ねてスキーを始めた方でも、指導者がいれば数シーズンで合格でるレベル

バッジテスト2級からが本格的な検定(アチーブメントテスト)の始まりです。
受験者は、スキー板の操作について考え始めたレベルの方々です。
幼い時からスキーに親しんでいれば、小学校の低学年でも合格できます。
大学、社会人で始めた方でも、運動神経が良ければ1年で合格可能です。
完全な自己流で合格すのは難しいので、少なくとも2級、1級を持っている友達に滑り方を教えてもらってください。
もちろん、スキースクールに入ることも一考です。

バッジテスト1級

若い、あるいは運動神経の良い方であれば2級合格の翌シーズンに合格可能なレベル
還暦に近い方でも、努力を続けていれば合格できるレベル

必ずとはいいませんが、年間20日ぐらい滑る方であれば、年齢に関係なくだれでも合格できます。
私の知人で本気で何年も頑張って合格できていないのは2名だけです。
その内の一人は70歳を超える高齢の方で、もう一方は挫折されました。

たまに、基礎スキーの滑りはうんぬんかんぬんという話を耳にしますが、私の知っている限り1級レベルでそんな特殊な滑りを要求されることはありません。
バックカントリー、フリースタイルやモーグルをしている方でも、その競技で上手ければ1級は余裕で合格します。
少し厳しい言い方ですが、仮に1級に合格できないのであれば、他の分野でも本当の楽しみに達することが難しいかもしれません。
急がば回れです。

テクニカルプライズ

運動神経が抜群に良いか、長い間地道な努力を続けられる方が合格するレベル

1級とテクニカルの間には大変大きな壁があります。
2級と1級のレベル差を1とするならば、1級とテクニカルのレベル差は少なくとも2、もしかしたら4ぐらいあるかもしれません。

10代、20代の人であればわりあい簡単に合格できる人もいます。
しかし、歳を重ねると何年頑張っても合格できず、あきらめる人が多々いることも事実です。
我流で合格できる人はまずいないので、良き指導者を見つけることが合格の必須条件です。

クラウンプライズ

スキーの才能が有るか、運動神経が良い人が努力の末に合格できるレベル

テクニカルの時点で既に高い技術レベルを必要としているので、そこから1段上に技術力を高めることは並大抵のことではありません。
元から才能のあり、すっと合格してしまう人の方が多い気がします。

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自己評価法

検定合格を目指している人は、自分の実力(得点)を知りたいと思っている人が多いと思います。
実力を知る方法としては、

  • 上手い人に見てもらう
  • 検定を受ける

など、人に評価してもらう方法があります。

自己評価

他の人に評価してもらう方が客観的で冷静に判断してもらえると思いますが、身近に懇意にしている人がいないと、なかなか聞きずらいと思います。
また、インストラクターは、滑り方については教えてくれますが、採点に関しては教えてくれない人の方が多いです。

一方、自己評価であればいつでもできます。
しかし、自分で自分を評価することは難しいことです。
たとえ、撮影してもらったビデオをみたとしても、自分ではどの程度の実力か分からないかもしれません。
そこで、検定を例にとって、私が考える得点の自己評価法をご紹介します。

加点する人

加点をするということは、合格者より一段上の実力を持っているということです。
自分より上手い人は、ほぼいないはずです。
他の受験者がどのように滑っているか良く分かり、一人一人の改善点の指摘ができ、そしてその修正方法が分かります。

事前講習の指摘:いいね、その調子、など言葉少なめです。間違いなく合格点がでる受験者には、滑りを崩さないように何を言わない指導員が多いです。

合格点付近の人

級別テストとプライズテストでは合格率が違うことから、合格点付近の風景が異なります。

級別テストの場合は、周りの人より少し上手いと感じ、自分より上手い人とそうでない人が分かる人が合格点付近の人です。

プライズテストは、合格者の割合が種目毎に全体の10~20%です。
他の受験生より明らかに自分の方が上手いと思えたら合格点に近づいていると思います。

事前講習の指摘:だいたい、いつも指摘されていることを言われる気がします。

あと一歩の人

他の受験者が、みんな上手く見える。
自分と他の受験生の滑りの違いがよく分からない。
自分は他の受験生より上手いと思うが、どこが上手いかを言うことができない。
このように感じたら、合格点には、あと一歩です。

事前講習の指摘:熱心に教えてくれる人が多いように思います。

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最後に

自己評価をするためには、実際に検定を受けなくても、検定を見学するだけでも良いと思います。
雪面状況が分からないので、少し判断が難しいところはありますが、youtubeやDVDを観る方法もあります。
SAJバッジテストの合格率等にご興味のある方は、リンク先のアンケート結果をご覧ください。

 

SAJ、SIAスキー検定(バッジテスト)のまとめ はこちら

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