スキー 前後のポジションを鍛える練習

スキー練習方法

前後のポジションは、スキーにおいて基本中の基本です。
常に自分が足裏のどの部分に荷重しているかを感じながら普段の生活を行うことが重要だと思います。
そうすれば、雪上で意図的に重心を前後することで、最適な荷重ポイントを探すことができます。
足裏の感覚がぼや~としている人は、はっきり分かるように意識を集中して練習してみてください。

スポンサーリンク

足裏の荷重点の把握

練習場所:陸上

ターンの局面:全体

足裏のどこに荷重がかかっているか確認しながら歩いてください。
荷重点が踵からつま先に移動していることが分かりましたか。
なんとなく分かったという方は、はっきりと分かるまで何度も歩いてください。
靴を脱いで屋内で行う方が分かり易いかもしれません。
滑走中も足裏のどこに荷重しているか分かることが大変重要になります。
はっきりと荷重点が分かるまで繰り返し行ってください。

【確認方法】歩行時に常に荷重点がはっきりと分かるか。

 

スポンサーリンク

ピボット動作(陸上)

練習場所:陸上

ターンの局面:切替~谷回り

つま先を地面から離し、踵に荷重します。
踵を支点につま先を左右に動かします。
これがピボット動作を行うための前後のポジションです。
山回りが終わり切替を行うところでは、この位置に荷重をしてください。

【確認方法】踵を支点にスムーズにつま先が左右に動くか。

 

スポンサーリンク

ピボット動作(雪上)

練習場所:平地~中斜面

ターンの局面:切替~谷回り

フォールラインに対して板を90度、すなわち真横にして静止します。
その姿勢からエッジングを外して、板のトップをフォールラインに向けます。
ポジションがずれていると板はうんともすんとも動きません。
ポジションが前にあり動かない方が多いので、思いっきり、本当にこんなに後ろなの、こんなの後傾だよ、と思うぐらい荷重ポイントを後ろにしてみてください。
それでも板が動かない場合は、少しストックで押してやると動きやすくなります。
始めは斜度がある斜面で行い、だんだんと緩斜面、そしてほぼフラットな斜面でも行えるようになれば完璧です。

【確認方法】スムーズに板が回転するか。

 

ボーゲン(滑らかな連続ターン)

練習場所:超緩斜面

ターンの局面:切替~谷回り

この練習の需要なポイントの一つは練習する斜面の選択です。
少しでもエッジングをすると止まりそうな場所を見つけてください。
ゲレンデの隅や、連絡通路など、普段ならスケーティングで移動しそうな場所です。
ここでボーゲンの姿勢をとります。
そして、踵をゆっくりと外側に押し出してターンをしてください。
次のポイントは、そのターンを可能な限り滑らかに行うことです。
パンにマーガリンを塗るときに、マーガリンが波打ったようになりますね。
ボーゲンも進んだ跡も同じように波打っています。
滑らかなターンというのはこの波の間隔が狭くなることです。
押し出す位置が正しい荷重ポイント(踵の下あたり)であれば、滑らかなターンになります。
荷重ポイントが前後にずれると、板を押し出すこと自体が難しくなってきます。

【確認方法】板の通った跡が細かく波打っているか。

 

横滑り(フォールライン方向)

練習場所:中急斜面

ターンの局面:山回り

フォールラインに対して板を90度にして静止します。
その姿勢からエッジングを緩めて、フォールライン方向に横滑りをします。
板が前や後ろに進まないように注意してください。
荷重ポイントが板の中心にあれば真っすぐフォールライン方向に移動しますが、荷重ポイントが前にあると板が前に進んでいきます。
こつとしては、遠くに目標物を見つけて、そこに向かってブーツの位置が一直線に進むようにイメージをしてみてください。

【確認方法】板の通った跡が真っすぐになっているか。

 

 

横滑り(フォールライン方向)+ ターン

練習場所:中急斜面

ターンの局面:山回り

フォールラインに対して板を90度にして静止します。
その姿勢からエッジングを緩めて、フォールライン方向に横滑りをします。
少し進んだらターンして方向を変えます。
そして、フォールラインに向かって横滑りをしてください。
横滑りとターンを何度か繰り返します。
ターンの時にエッジングをしていると前に進んでいきますので注意してください。
体をフォールラインに向けるのがつらい方は捻りの練習から始めてください。

捻りの練習 はこちら

【確認方法】板の通った跡が真っすぐになっているか。

 

コブ・小回りの練習方法のまとめ はこちら

コメント