テクニカルプライズ検定にみるコブの滑り その2

またまた、新潟県で行われたテクニカルプライズ検定を見学してきました。
今回は、3つの斜面を使って検定が行われたので種目間の単純な比較はできませんが、なんとなく傾向があるようです。

まずは、テクニカルプライズ検定にみるコブの滑り その1 からお読みください。

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テクニカルプライズ検定

検定バーン

三つのバーンが使われました。
大回り/フリー:急斜面の一枚バーンで、セパレートされたコース
小回り    :急斜面で、セパレートされたコース
不整地小回り :もっと急斜面

雪質:ゲレンデ整備後、10数センチ積もった湿雪
どの斜面も、全受験者で2回デラパージュを行いましたが、細かい凹凸が残っていました。
コブのラインはなくなっており、デラパージュの後、前日作成した4本のラインが現れてきました。

検定開始まで時間があったので、セパレートされた小回りバーンの横を滑りましたが、引っかかる雪で脚力を必要としました。
自分ひとりであれば1本滑ったら二度とこないバーン状況でした。

受験者数と合格率

受験者数: 55 名
合格者数:   2 名
合格率 :3.6 %

大変低い合格率でびっくりです。
ゲレンデ状況が悪かったので、もう少し点数を考慮してもいいのではないかと感じました。

種目別平均得点と合格者の割合

  フリー 大回り 小回り 不整地
平均点   73.13 73.20 73.29 73.07
合格点(75点以上)の割合 5.5% 5.5% 9.1% 12.7%

得点は高い方から、小回り、大回り、フリー、不整地の順でした。
しかし、合格者の割合は不整地、小回り、大回り/フリーの順で他の検定会場と同じような結果となりました。
これは、不整地の検定バーンが最大斜度24度の急斜面であり、滑り込みの足りない方々が大きく点数を落とし、平均点を下げたものと考えられます。

種目別得点分布

  フリー 大回り  小回り  不整地
76 1.8% 1.8% 5.5%
75 3.6% 3.6% 9.1% 7.3%
74 30.9% 29.1% 29.1% 23.6%
73 41.8% 49.1% 49.1% 29.1%
72 14.5% 10.9% 7.3% 29.1%
71 5.5% 5.5% 5.5%
70 1.8% 3.6%
69 1.8%

最頻値(最も頻繁に出現する値)は全種目とも73点でした。
整地3種目はほぼ同じ得点傾向ですが、不整地は少し得意、不得意が分かれたようです。
今回も不整地が一番合格点を出しやすい種目だったようです。

検定間の差

  フリー 大回り 小回り 不整地 合計
その1 73.77 73.68 73.95 74.11 295.52
その2 73.13 73.20 73.29 73.07 292.69
0.65 0.48 0.66 1.04 2.83

テクニカルプライズ検定にみるコブの滑り「その1」と「その2」では得点の差が大きく、合計点の平均で2.83点の差がありました。
種目別では不整地の差が顕著で、1.04点の差があります。
検定員の差だと言ってしまえばそれまでですが、悪条件では実力を発揮できない受験者が多くいたとも言えます。

母数が少なくて参考程度にしかなりませんが、両方の検定受験者が7名おられ、その方々の得点を比較してみました。

  フリー 大回り 小回り 不整地 合計
その1 73.86 73.86 73.43 74.00 295.14
その2 73.14 73.14 73.57 73.57 293.43
0.71 0.71 -0.14 0.43 1.71

得点差は合計点の平均で1.71と1点以上縮まりました。
小回りでは逆に点数が伸びています。
7名のうち2名の方が合計で5点落とされており、ゲレンデ状況に大変影響を受けられていました。
その他の5名の方の差は合計点の平均で0.40点だったので、検定間の差はあまりありませんでした。

まとめ

検定会場により得点の出やすさの差はあるようです。
特に、ゲレンデ状況が厳しいと点数は伸び悩むようです。
種目別合格率は、不整地は一番高い結果となりました。

テクニカルプライズ 合格率と攻略のポイント はこちら
テクニカルプライズ検定にみるコブの滑り その1 はこちら
テクニカルプライズ検定にみるコブの滑り その2 はここ
テクニカルプライズ検定にみるコブの滑り その3 はこちら

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